片麻痺とは

2021/10/15 コラム

脳卒中や脳梗塞の後遺症で起きる片麻痺ですが、片麻痺の症状やリハビリ方法などについてご紹介します。

▼片麻痺とは
片麻痺とは、身体の左右どちらかに麻痺の症状が見られることで運動機能に影響することが多くみられます。
右脳か左脳の神経障害によって引き起こされる症状で、 左右の脳はそれぞれの脳と反対側の体の動きをコントロールしているため
損傷を受けた反対の半身に麻痺が発症し、麻痺の程度により軽度から重度までと異なります。

▼片麻痺の症状とは
麻痺症状は、右左の脳でそれぞれ違う症状と共通の症状があります。

■共通の症状
・片側の手足、顔半分の麻痺やしびれ
・視野の欠損
・構音障害
などが挙げられます。

■右脳障害
左が麻痺することで現れる症状が、失認や性格変容、病態失認、空間無視、注意障害、身体失認などが挙げられます。

■左脳障害
右が麻痺することで現れる症状が、行と失語症が主に挙げられます。

▼リハビリ方法について
リハビリを早い段階で始めることで機能予後が良くなります。
日常生活に少しでも早くそしてスムーズに戻れるようにしていくためにも大切なことです。

■急性期で行うリハビリテーション
手足の関節を動かしたり麻痺のある手足を良い位置に保つ、寝返りを打つなど主にベッドサイドでできるリハビリを中心に行います。

■回復期リハビリテーション
発症後3?6ヶ月までは、基本動作の自立寝返りをうったり、自力で座ったり立ったりなど行います。
歩行訓練でバランス獲得や車いすへの移動、杖や歩行器などを用いた歩行練習を行ったりします。

■生活期リハビリテーション
生活期リハビリテーションは、維持期とも言いますがこれまで急性期や回復期で行った訓練内容を自宅で継続して行います。
退院後、クリニックで物理療法を受けながら生活の中の日常動作や散歩などの軽い運動でリハビリを行います。

▼まとめ
リハビリテーションは体の運動機能の回復だけでなく、心理的にも社会的にも大切になります。
株式会社Y'sは、業界歴20年以上のキャリアを持つ専門知識に富んだ理学療法士が在籍しており
無理なく続けられるトレーニングメニューを提案していますので、気軽にご相談ください。