片麻痺の姿勢について

2021/12/15 コラム

大きな病気をした後に、片麻痺などが残ることがあります。
ここでは、片麻痺の姿勢について紹介していきます。

▼片麻痺について
片麻痺とは一体何なのでしょうか。
片麻痺についてや原因を見ていきます。

■片麻痺とは
片麻痺とは、左右どちらかの体に麻痺が起こる症状の事です。
右脳、左脳の神経障害により起こります。
右脳だと左側、左脳だと右側の体が麻痺してしまいます。
右麻痺と左麻痺ではそれぞれ特有の症状もあり、麻痺の程度でも異なります。

■片麻痺の原因
原因は、主に脳卒中です。
・脳梗塞
・くも膜下出血
・慢性硬膜下血腫
など、脳に関わる病気や事故によって片麻痺が出る場合が多くあります。

▼片麻痺の姿勢
片麻痺になると、麻痺していない方の体側に傾いてしまう現象が起きます。
例えば、左麻痺の場合だと麻痺していない右側を非麻痺側と呼びます。
麻痺がない時には、自然に行えていた体幹でバランスを取るということが麻痺が起こることによってできなくなります。
左麻痺の手を上げようとすると、右の体幹でバランスが取れない為右側に体が傾き、結果左腕が上げにくくなります。

▼左右の麻痺によって出る特有の症状
■左麻痺
左麻痺は、右脳の障害です。
・失認
左半分の空間認識を無視してしまったり、対象物を認知できない障害です。
・性格変容
性格が急に変わることです。

■右麻痺
右麻痺は、左側の障害です。
・失行
意識すると、身体を動かせなくなる症状です。
・失語症
言葉を話すことが難しくなる症状です。言いたいことを上手く言えなくなるなど。

▼まとめ
左右の麻痺によって、片麻痺の症状も違い、今まで出来ていた姿勢をとることも簡単にはいかない場合があります。
身体を動かしたくても、自分の意思では動かすことが難しい時にはリハビリによって少しづつ改善していくと良いでしょう。
弊社では、専門的なリハビリを目標に合わせて行っています。
気になる方は、お気軽にお問い合わせください。