歩行訓練の内容について
脳卒中やケガの後遺症から歩行が困難になってしまったという方は多くいらっしゃいます。
毎日快適に過ごすためにも歩行訓練を行なうことが大切になってきます。
歩行訓練の内容に関して、詳しく紹介していきたいと思います。
▼歩行訓練とは
歩行訓練とは、足を骨折したり不自由になってしまった場合に歩行の練習を行なって以前の状態に近づけたり戻そうとする
訓練になります。
歩くことは毎日の生活を行なう上で欠かせないことですよね。
歩く練習を行なうことで安心・安全に楽しく歩行を行なえるように、一人ひとりに応じたさまざまなサポートをしていきます。
▼歩行訓練の内容
歩行訓練では、単純な歩行動作の前向き・横向き・後ろ向きに加えて、症状に応じた適切な訓練を行なっていきます。
症状の重さは人それぞれ大きく異なってきますので、訓練内容も状況に応じて変化していきます。
■全身を鍛える
歩くだけでなく、座った状態から立つ動作を行ないます。自分一人の力でしっかりと立ちあがって歩けるようになることが
目標です。
訓練を重ねるにつれて、階段の上り下りや軽いトレーニングなども行なって全身を鍛えていきます。
■必要な筋肉を回復させる
歩行の際に使用する筋肉を取り戻すためにストレッチやマッサージを行なっていきます。
足首や膝関節、股関節周りの筋肉をしっかりとほぐして、こりを取っていきます。
ふくらはぎや太ももの筋肉にも少しずつ刺激を与えていきます。
■器具を使用する
歩行器や平行棒などを必要に応じて使用していきます。
安定した歩行を取り戻すためにも平行棒の間で移動を行ない、サポートしてもらいながら進んでいきます。
歩行器や杖なども使用して感覚をつかんでいき、継続させて訓練を続けることが大切になってきます。