歩行困難または歩行訓練に使用する道具

2022/03/15 コラム

加齢や病気、障害で歩行困難になってしまった場合、道具を使用することで行動範囲を広げることが可能になります。
また道具を使って歩行訓練することで、症状の改善や痛みの緩和に繋がるケースもあります。
そこで今回は、歩行困難または歩行訓練に使用する道具を紹介していきます。

▼歩行困難を軽減するための道具
まずは、歩行困難を軽減するための道具から紹介してまいります。

■一本杖
体のバランスに少し自信が無い方は、一本杖が最適です。
両足に加えて杖が体の面積を支えてくれるので、効率よく歩行できるようになります。
腕の力が強めの方におすすめです。

■多脚杖
一本杖で安定しない方は、多脚杖が適しています。
体への負担を軽減することで、足腰の痛みを緩和することにも繋がります。
ふらつきを軽減することができるため転倒防止に繋がります。
■ロフストランドクラッチ
腕を固定させる器具が付いた杖を指します。
片腕全体で体重を支えることができるため、安定感があります。
腕の力が弱い方も使用することができます。

▼歩行訓練に使用する道具
続いて訓練に使用する道具を紹介していきます。

■平行棒
平行棒歩行訓練を行う際に使用します。
腕の高さまである平行棒で体を支えることで腕、脚全体を鍛えることができます。
■歩行補助具
関節のブレを防ぐなど効率よく体を動かすための補助具です。
■歩行訓練ロボット
スーツのように着用できる歩行補助ロボットです。
しかし保険適用できないなどの課題も多く、今後の普及が期待される最新の医療用機器です。

▼まとめ
痛みや状態によって最適な道具は異なります。
専門知識のある人に相談してみるのも良い方法ですよ。
岡山リハビリ&トレー二ングセンターでは、ひとり一人に合ったプログラムを計画、提案しています。
理学療法士の他、各種認定資格を保持したスタッフが専門的なリハビリでサポートいたします。